鉄の役割

自動車において、鉄はもっとも多くの部分で使用されており、その使用割合も一番高い材料となっています。現在では、一部の高性能な車では車体の軽量化のために炭素繊維やアルミニウムが使用されていることもありますが、なお、一番多く使用される材料には変わりありません。
同材料が使用される部分として、一番分かりやすい部分は、車のボディです。もっとも、ボディも同じ成分のものが使用されているわけではありません。たとえば、ボンネットの場合、歩行者との衝突の際の衝撃軽減のため、柔らかく弾性のあるものが使用されています。一方で、ピラー部分は、非常に硬いものが使われるなど、箇所で求められる役割によって最適なものが使われているのです。
ボディ以外にも、駆動系のシャフトやマフラーなどの吸排気系統にも使用されており、ここでは硫黄分等が含まれる液体・気体が流れるため、さびにくいように成分が調整されています。
動力系では、エンジンのピストンの一つ一つに至るまで、使用されています。また、忘れてはならないのが、ハイブリッドカーのモーターにも使用されているのです。ここで使用されるのは、電磁鋼板と呼ばれる鋼板で、電気が流れると磁石としての機能が従来よりも高まった鋼板で、製造するには高い技術が必要です。

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