アルミの役割

工業においてアルミの役割は非常に大きなウェイトを占めています。自動車産業においてもその重要性は変わりません。

この金属が優秀なのは、まず軽量であること、加工が容易であること、融点が低いことが挙げられます。例えば強靭さを追求すれば鉄鋼やステンレスを用いれば良いのですが、それでは高価な上重量がかなりかさんでしまいます。そこで部品単位で検討し、強度が求められる度合いが少ない部品から順にこの金属を採用していくことが考えられます。

この金属の加工は、鋳造や切削が中心です。融点が600度と低いため、炉の中で溶かしておいて金型に注ぎ、目的とする形を得ます。そして切削加工や塗装などにも向いていて、その加工の容易さから非常に重宝される金属となっています。自動車部品としてはジョイント金具やホイールなどによく用いられます。

ただし問題がない訳ではありません。切削加工が容易であることからわかる通り、もろい性質を持っています。そのため使用目的を誤ると大きな問題を引き起こすことになります。またこの金属は卑金属でもあります。ステンレス材のような貴金属と直接的に接合させると電流を生じ、腐食を起こしてしまいます。適切な表面処理を伴わないで用いた場合、朽ちてぼろぼろになってしまうことすらあります。

この金属を用いることによって、軽量化・加工の容易さ・安価、などのメリットが得られるのですが、どの部分に使うかは周到に検討されるべきです。

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